“妖怪的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようかいてき50.0%
えうくわいてき25.0%
フワントマテイツク25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
話のうちに氏が時々立てる昔のままの豪快笑いが変り果てた現在の氏の異形から出て来るのが一種妖怪的ようかいてきな傷ましさを葉子に感じさせた。
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
縱令たとへ熱帶ねつたいでなくとも、多神教國たしんけうこくには化物ばけもの發達はつたつした。たとへば西藏ちべつとごとき、その喇嘛教らまけう非常ひじやう妖怪的えうくわいてき宗教しうけうである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
一人の英国婦人は全体が余りに大作おほづくりで妖怪的フワントマテイツクな感を禁じ難いが、顔だけ見れば一寸ちよつと美人である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)