“狐狸妖怪”の読み方と例文
読み方割合
こりえうくわい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
螢澤ほたるざはの鈴川家に通つて、離屋に一人で寢てゐる佐野松と逢引する、狐狸妖怪こりえうくわいの正體はお前だつたのだ。
源氏長家とやらの主人の身許も怪しく、三人も四人もの良い男をそろへるのもどうかしてをり、狐狸妖怪こりえうくわいが、美女に化けて通ふなどといふことは、まさに黄表紙ものの筋書です。
取つた女のやうであつたと言ひ、猪之松は、若い女に違ひないと言つてゐたやうに思ふ。いづれにしても、狐狸妖怪こりえうくわいだとすると、五音ごいんをはづれてゐるから、聲が若くも、年寄にも聽えやう