“狐狸変化”の読み方と例文
読み方割合
こりへんげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよあきれたる馭者は少しく身を退すさりて、仮初かりそめながら、狐狸変化こりへんげのものにはあらずやと心ひそかに疑えり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大体世の中で何が一番怖ろしいと申しましても人間位い怖ろしいものはありません、妖怪や狐狸変化こりへんげの類に噛殺かみころされたものはすくないが、大概の人間は、常に人間に悩まされているようであります。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)