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仮初
ふりがな文庫
“仮初”のいろいろな読み方と例文
旧字:
假初
読み方
割合
かりそめ
88.6%
かりそ
11.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かりそめ
(逆引き)
しからざりし以前より、
渠
(
かれ
)
はこの僂麻質の持病に悩みて、
仮初
(
かりそめ
)
なる
俥
(
くるま
)
の上下にも、小幾、重子など、肩貸し、腰を抱きなどせしなり。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さるにても弓矢取る者の
仮初
(
かりそめ
)
にも乗るまじきは輿車ぞかし、思う仔細のある間、兎にも角にも藤の森まで参るようにと、輿を急がせた。
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
仮初(かりそめ)の例文をもっと
(39作品)
見る
かりそ
(逆引き)
思え、ただ
仮初
(
かりそ
)
めの恋にも愛人の
頬
(
ほお
)
はこけるではないか。ただいささかの子の病にも、その母の眼はくぼむではないか。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
仮初
(
かりそ
)
めならぬ人のために終身の
謀
(
はかりごと
)
だになしやらずして今急に離縁せん事思いも寄らず。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
仮初(かりそ)の例文をもっと
(5作品)
見る
仮
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“仮”で始まる語句
仮令
仮
仮面
仮借
仮名
仮髪
仮声
仮病
仮睡
仮寝
“仮初”のふりがなが多い著者
山東京山
黒岩涙香
九鬼周造
樋口一葉
福沢諭吉
有島武郎
谷崎潤一郎
林不忘
柳宗悦
高村光雲