“仮病”のいろいろな読み方と例文
旧字:假病
読み方割合
けびょう96.3%
にせやまい3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さよう不思議なご病気にな。一名仮病けびょうとも云われるそうな」「不面目病とも申されるそうな」「恥晒はじさらし病とも申されるそうな」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
仮病けびょうをつかって、家の二階にごろごろしていることはねえ。さっさと飛び起きて、草鞋わらじをはく支度をするがいいじゃあねえか」
半七捕物帳:35 半七先生 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
三度の文も一度になり、仮病にせやまいをこしらえたり旅へ出たり、何とかして遠退とおの算段さんだんばかり。
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)