わたしがいつでも通される横六畳の座敷には、そこに少しく不釣合いだと思われるような大きい立派な額がかけられて、額には草書で『報恩額』と筆太にしるしてあった。嘉永庚戌、七月、山村菱秋書という落款で、半七先生に贈ると書いてあるのも何だかおかしいよ …
著者 | 岡本綺堂 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約33分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約55分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
直
煩
距
額
主婦
力
報
愚
懐
擦
端
落款
降
今日
免
占
唐紙
天
庚戌
廉
打
択
揺
明日
町
穿
者
色紙
裕
谷
越
長年
階子
一縷
一途
七夕
上書
五色
今朝
仮病
企
体
僻
内々
内輪
出来
列
助炭
募
午
午頃
卸
叱言
名代
呆気
呶鳴
唖
喉
嚇
団扇
塩梅
外道
姉妹
宥
家
家作
寝
尤
尺度
平生
床几
御符
微笑
忌味
憤怒
懌
折檻
文
施
昨日
暁方
更
書初
根性
椿事
権幕
永代
池
涎
溝口
滅多
焦
煙管
物干
猿轡
痒
的
短尺
碧
窪
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