“外道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げどう84.8%
げだう13.0%
げど1.1%
ヘーゼン1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはみな、宋朝そうちょう腐爛ふらんの悪世相が、下天げてんに描きだしつつある必然な外道げどうの図絵だ——。これを人心のすさびと嘆くも、おろかであろう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自然主義以上にその当時を動かしたものであつたに相違なかつた、外道げだうと呼ばれ、阿蘭陀西鶴と呼ばれたのも無理はなかつた。
西鶴小論 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
いよいよ、民政党の外道げどされ、絶対多数をとって、また、悪だくみばっかりしよるごたるけん
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
普通の米国人はヤソ教外の宗教を信ずるものを外道ヘーゼンと称し、ただにこれを擯斥するのみならず、人類より一等下るもののように考うるの風あり。
欧米各国 政教日記 (新字新仮名) / 井上円了(著)