“魔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ま84.0%
エテ4.0%
もの4.0%
いっけん2.0%
おそ2.0%
おそは2.0%
まもの2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魔(ま)の日(ひ)魔(ま)の刻(こく)——亞尼(アンニー)の顏(かほ)——微塵(みじん)に碎(くだ)けた白色檣燈(はくしよくしようとう)——怪(あやし)の船(ふね)——双眼鏡(さうがんきやう)などが更(かは)る/\夢(ゆめ)まぼろしと腦中(のうちゆう)にちらついて來(き)たが
「ま、やっと取返したが、縄を解いてはならんぞ。もう眼が血走っていて、すきがあると駈(か)け出すじゃ。魔(エテ)どのがそれしょびくでの。」
竜潭譚 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それで魔(もの)あつて誘かすやうに、其の柔な肉付に、艶(つや)のある頭髪(かみ)に、むつちりした乳(ちゝ)に、形の好い手足に心を引(ひ)き付けられた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
どこへ消えましたやら、見えなくなったと申しますが、いずれな……魔(いっけん)がな。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一番先に夢にでも魔(おそ)はれたといふやうにしてKが身を起した。つゞいて女がほつかり驚いたやうに大きく眼を見開いた。静かな夕暮の空気の中に二人の溜息が際立つてきかれた。
浴室 (新字旧仮名) / 田山花袋、田山録弥(著)
無理(むり)にお勸(すゝめ)申したは此忠兵衞ゆゑ夫がため御病氣(ごびやうき)起(おこ)らば大變(たいへん)なりと先(まづ)取敢(とりあへ)ず長三郎の部屋へ至りて障子(しやうじ)の外(そと)まで來りし時に中にては魔(おそは)るゝやら寢言(ねごと)やらサアお出なさい有難うと判然(はつきり)言(いひ)しが其跡は何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あの中を魔(まもの)が通っているのではないかと想った。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)