“悪霊”のいろいろな読み方と例文
旧字:惡靈
読み方(ふりがな)割合
あくりょう65.2%
あくりやう17.4%
ベーゼルガイスト8.7%
あくりよう4.3%
あくれい4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“悪霊”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 戯曲25.0%
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)15.4%
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)5.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
のみならず直孝は家康にえっし、古千屋に直之なおゆき悪霊あくりょうの乗り移ったために誰も皆恐れていることを話した。
古千屋 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
女の子が生まれると、彼らはそれを、風や雑草の悪霊あくりょうから保護して育てて、大きくなるのを待ってコロンボの町へ売りに出た。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
悪霊あくりやう」のなかのキリーロフの言葉に、『けれど、痛みなしに死ぬ方法がないと思ひますか』と云つてゐるのを思ひ出してゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
昔、仏印で読んだ、悪霊あくりやうのなかの、スタヴローギンの用意のいゝ死支度を思ひ出すのである。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
UR—4号の悪霊ベーゼルガイスト——そのように、おぞましい迷信的な力はとうてい考えられないにしても、その二つの事件は、偶然にはけっして符合するものでないと考えております。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
法水さん。この事件の悪霊ベーゼルガイストと云うのは、とりもなおさず貴方あんたのことだ。しかし、一言断っておくが、貴方は舌を動かす前に、まず『マリエンバートの哀歌』でも読まれることだな。いいかな、ここに、久遠くおんの女性を求めようとする一人があったとしよう。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
されどもその一旦のいきどほりは、これを斥けしが為に消ゆるにもあらずして、その必ず得べかりし物を失へるに似たる怏々おうおうは、吾心を食尽はみつくし、つひに吾身をたふすにあらざれば、得やは去るまじき悪霊あくりようの如く執念しゆうねく吾を苦むるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「それはいいとして、お前の肉体を奪った悪霊あくれいを、早く何とか片づけないといけない」
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)