“怨霊”のいろいろな読み方と例文
旧字:怨靈
読み方割合
おんりょう96.0%
おんりやう1.3%
をんりやう1.3%
ヲンリヤウ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この大地震も、入水なさった幼い主上始め平家一門の怨霊(おんりょう)のたたりではあるまいかと、人々は噂(うわさ)をして一層恐れおののくのであった。
糠雨(ぬかあめ)の朧夜(おぼろよ)に、小(ちひさ)き山廓(さんかく)の祠(ほこら)の前(まへ)。破(やぶ)れ簑(みの)のしよぼ/\した渠等(かれら)の風躰(ふうてい)、……其(そ)の言(い)ふ処(ところ)が、お年貢(ねんぐ)、お年貢(ねんぐ)、と聞(きこ)えて、未進(みしん)の科条(くわでう)で水牢(みづらう)で死(し)んだ亡者(もうじや)か、百姓一揆(ひやくしやういつき)の怨霊(おんりやう)か、と思(おも)ひ附(つ)く。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
私はさうした深刻な侮辱を感じながら、抽籤(ちうせん)にはづれてもなほ性懲(しやうこ)りもなく、怨霊(をんりやう)に憑(つ)かれた罰(ばち)あたりのやうにその日その日の国民酒場を西へ東へと追つかけまはつたものである。
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
其為、家では魂祭りをし、外では無縁の怨霊(ヲンリヤウ)を追ひ払はねばならぬ。此考へが変化して、盆の如く、聖霊も中一日居るのみで、追ひ返へされて了ふ。
盆踊りの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)