“化生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けしょう50.0%
けしやう37.5%
かせい12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十万年に一度あらわるる怖ろしい化生けしょうの者じゃ。この天竺の仏法をほろぼして、大千だいせん世界を魔界の暗闇におとそうとくわだつる悪魔の精じゃ。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
猿猴草ゑんこうさう翁草おきなぐさ、オンファロオド、粉粧つくりが足りない尋常の化生けしやうのものよりも、おまへたちのはうがわたしは好だ。ほろんだ花よ、むかしの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
この有能なる種族の祖先は父をチークム・セーロンといいましてこのヒマラヤ山の土から化生かせいしたという。その母をドミという。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)