“かせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カセイ
語句割合
加勢24.2%
呵成19.4%
苛政11.3%
火勢8.1%
嘉靖6.5%
化生3.2%
家政3.2%
寡勢3.2%
火星3.2%
仮声1.6%
(他:10)16.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すまんと思いながら、あんなことを申しました、ありがとうございました、これから一生懸命に働いてお加勢かせいをします
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
いぬは、うえあおいで、おおぜいの子供こどもたちの加勢かせいがあるので、ますますたけえていたのです。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
この歌は酸漿ほおずきを主として詠みし歌なれば一、二、三、四の句皆一気呵成かせい的にものせざるべからず。
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
此歌萬葉時代に流行せる一氣呵成かせいの調にて少しも野卑なる處は無く字句もしまり居り候へども全體の上より見れば上三句は贅物ぜいぶつに屬し候。
歌よみに与ふる書 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)
年来苛政かせいに苦しめられて来たもの、その他子細あるものなぞは、遠慮なくそのむねを本陣に届けいでよと触れ出されたくらいだ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
だいたいこの一揆は、天草島と島原半島と別個に起り、天草は純然たる切支丹一揆だが、島原は領主の苛政かせいによる農民一揆であった。
安吾史譚:01 天草四郎 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
こっちの火勢かせいがよわければ、今にもとびかかろうかという気配けはいが見えた。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
番町方面の火勢かせいはすこし弱ったと伝えられた。
火に追われて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ところが嘉靖かせい年間に倭寇わこうに荒されて、大富豪だけに孫氏は種〻の点で損害をこうむって、次第〻〻に家運が傾いた。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ところが嘉靖かせい年間に倭寇に荒されて、大富豪だけに孫氏は種〻の点で損害を蒙つて、次第〻〻に家運が傾いた。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
この有能なる種族の祖先は父をチークム・セーロンといいましてこのヒマラヤ山の土から化生かせいしたという。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
八際はつさいの地、始めて混沌こんとんさかひでたりといへども、万物いまことごと化生かせいせず、風はこころみに吹き
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
なんとか家政かせい改革かいかくしてくにはしら建直たてなほさむ、あはれ良匠りやうしやうがなあれかしと
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かの女は早くから学校をやめさせられ、うちにいてお料理りょうりをこしらえたり、お裁縫さいほうをしたり、父親や兄弟たちのために家政かせいを取らなければならなかった。
と、答えた。そして前と比較にならない寡勢かせいをもって、三木城の正面、平井山にその長囲態勢たいせいの本営をおいた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それに反し、ここの寡勢かせい、いかに中川殿が勇猛なりとも、所詮しょせんささえはならぬこと、——無念には候えど、く疾くお退きあって、他の味方内へ、おまとまりあるようにとの
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火星かせい金星きんせい
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火星かせいシヤセイヅ)
全体にソワソワと八笑人か七変人のより合いのいえみたよに、一日芝居しばい仮声かせいをつかうやつもあれば、素人落語しろうとばなしもやるというありさまだ。
僕の昔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「——さて、むかしアトランティス大陸に棲息していた如何いかなる生物が、今日の海底超人に化成かせいしたのかということにつきましては、ドリー助教授も言及をごえんりょになったようでありますが……」
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
たとえば和声かせいのほうで八度や五度の並行を忌むというのは、つまりあまりに付き過ぎて進行変化がなくなるのをきらうからである。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
室羅伐スラヴァスチ城の大長者の妻がはらんだ日、形貌かお非常に光彩つやあり、産んだ女児がなかなかの美人で、生まるる日室内明照日光のごとく、したがって嘉声かせい城邑じょうゆうあまねかった。
しかしわたくしは維新後における華冑かちゅう家世かせいの事にくわしくないから、もし誤謬ごびゅうがあったら正してもらいたい。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
戸沢は五百いおに説くに、山田の家世かせいもといやしくなかったのと、東京づとめの身を立つるに便なるとを以てし、またこういった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「トいうが畢竟つまるとこ、これが奥だからのこつサ。私共がこの位の時分にゃア、チョイとお洒落しゃらくをしてサ、小色こいろの一ツも掙了かせいだもんだけれども……」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
今宵は芝蘭しらんの鉢の香りゆかしき窓、茶煙一室をめ、沸る湯の音のびやかに、門田の蛙さへ歌声かせいを添へて、日頃無興にけをされたる胸も物となく安らぎ候まゝ、思ひ寄りたる二つ三つ、䗹々じじたる燈火の影に覚束おぼつかなき筆の歩みに認め上げ候。
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
今日の感化院が科学の教養のない道学先生に経営され、今日の監獄が牛頭馬頭ごずめずに等しい無智なる司獄官に一任される間は百年河清かせいを待つも悪人や罪人の根を絶やす事は決して出来ない。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)