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九重
ふりがな文庫
“九重”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ここのえ
60.0%
ここのへ
14.3%
こゝのへ
14.3%
くじゅう
5.7%
きゆうちよう
2.9%
こゝのえ
2.9%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここのえ
(逆引き)
まさしく
九重
(
ここのえ
)
の
御階
(
みはし
)
に立ち匂い、彼の臣子一片の忠誠は、はしなくもこのありがたい
宣
(
のり
)
に浴して、
千載
(
せんざい
)
、国土とともにあるものとなった。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
九重(ここのえ)の例文をもっと
(21作品)
見る
ここのへ
(逆引き)
九重
(
ここのへ
)
の雲の中にいらせられる御一人さへ不思議にも近松の
浄瑠璃
(
じやうるり
)
を愛読し給うた。それは近松の出身によるか、或は又市井の出来事に好奇心を持たれた為かも知れない。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
九重(ここのへ)の例文をもっと
(5作品)
見る
こゝのへ
(逆引き)
威風堂々として
尚
(
な
)
ほ
鞍
(
あん
)
に
拠
(
よ
)
つて
顧眄
(
こべん
)
するの勇を示す、三十余年以前は西国の
一匹夫
(
いちひつぷ
)
、今は国家の元老として
九重
(
こゝのへ
)
雲深き
辺
(
あたり
)
にも、信任浅からぬ侯爵
何某
(
なにがし
)
の将軍なりとか
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
九重(こゝのへ)の例文をもっと
(5作品)
見る
▼ すべて表示
くじゅう
(逆引き)
「阿蘇外輪の
九重
(
くじゅう
)
高原ですよ、あの辺が」と、その
九重
(
くじゅう
)
踏破の忘れがたい思い出を、Iさんは話しぬく。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
九重(くじゅう)の例文をもっと
(2作品)
見る
きゆうちよう
(逆引き)
人この
裏
(
うち
)
に立ちて
寥々冥々
(
りようりようめいめい
)
たる四望の間に、
争
(
いかで
)
か
那
(
な
)
の世間あり、社会あり、都あり、町あることを想得べき、
九重
(
きゆうちよう
)
の天、
八際
(
はつさい
)
の地、始めて
混沌
(
こんとん
)
の
境
(
さかひ
)
を
出
(
い
)
でたりといへども、万物
未
(
いま
)
だ
尽
(
ことごと
)
く
化生
(
かせい
)
せず
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
九重(きゆうちよう)の例文をもっと
(1作品)
見る
こゝのえ
(逆引き)
それは私の
館
(
やかた
)
には
勿論
(
もちろん
)
、やんごとない
九重
(
こゝのえ
)
の奥にさえないもので、御老体のお手もとにだけあるもの。———御老体に取って命より大切な、天にも地にもかけがえのないもの。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
九重(こゝのえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“九重”の意味
《名詞》
いくつにも重なること。
宮中。禁裏。
《固有名詞》
地名など。
(出典:Wiktionary)
九
常用漢字
小1
部首:⼄
2画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
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