“浄瑠璃”のいろいろな読み方と例文
旧字:淨瑠璃
読み方割合
じょうるり88.2%
じやうるり10.0%
じゃうるり0.9%
じようるり0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平家琵琶へいけびわや宴曲・謡曲・浄瑠璃じょうるり・長唄・浪曲などのような、語り物風なのや、謡い物にしても長いものに到っては、千差万別である。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
この婆さんの身を投げて死んだ池はいまだに浅草寺せんさうじ境内けいだいに「うばの池」となつて残つてゐる、——大体かう云ふ浄瑠璃じやうるりである。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ただ願ふらくはかの如来にょらい大慈だいじ大悲だいひ我が小願の中において大神力を現じ給ひ妄言まうげん綺語きご淤泥おでいして光明顕色けんじき浄瑠璃じゃうるりとなし、浮華ふくわの中より清浄しゃうじゃう青蓮華しゃうれんげを開かしめ給はんことを。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「何、宜いものか、浄瑠璃じようるりの解らんやうな頭脳あたまぢや為方しかたが無い。お前は一体冷淡な頭脳あたまつてゐるから、それで浄瑠璃などを好まんのに違無い。どうもさうだ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)