“浄瑠璃本”の読み方と例文
読み方割合
じょうるりぼん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浄瑠璃本じょうるりぼん紙治かみじ、茶屋の場。原本、縦九寸二分、巾六寸九分。「大正二年秋日写之」の奥書あり。筆者蔵。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
ごう取っても武士の娘という事が浄瑠璃本じょうるりぼんにもあるではないか、侍の娘が男を見染めて恋煩いをするなどとは不孝ものめ、仮令たとい一人の娘でも手打にするところだが
博多小女郎浪枕はかたこじょろうなみまくら。私はあの芝居を見物して帰って来て、復た浄瑠璃本じょうるりぼんを開けて見ました。宗七という男が出て来ます。優美慇懃いんぎんなあの時代の浪華なにわ趣味を解するような人なんです。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)