“合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あ50.6%
あは10.4%
あい10.3%
あわ7.3%
がっ4.4%
かな3.0%
ごう2.7%
あひ2.7%
がつ1.7%
お1.2%
がふ1.0%
あふ0.5%
あっ0.4%
え0.4%
あわせ0.4%
コ0.4%
こ0.3%
まさ0.3%
あはせ0.1%
あう0.1%
あつ0.1%
あへ0.1%
い0.1%
えゝ0.1%
おう0.1%
かさな0.1%
かの0.1%
が0.1%
くみ0.1%
ねむ0.1%
や0.1%
ア0.1%
アワ0.1%
ガフ0.1%
ジユンテーゼ0.1%
会い0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし、二つなり、三つなりが、いっしょに明(あか)るい世界(せかい)へ出(で)ることがあったら、たがいに依(よ)り合(あ)って力(ちから)となって暮(く)らしそうじゃないか。
明るき世界へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
深く且つ牢(かた)き基礎を有せり、進歩も若し此れに協(かな)はざるものならば進歩にあらず、退守も若し此れに合(あは)ざるものならば退守にあらず。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
しかしいまさらどうもする事が出来ないから、それなりにして、未来の細君にはちょっとしたでき合(あい)の指環(ゆびわ)を買って結納(ゆいのう)にしたのです
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
平衡(へいこう)を保つために、すわやと前に飛び出した左足(さそく)が、仕損(しそん)じの埋(う)め合(あわ)せをすると共に、余の腰は具合よく方(ほう)三尺ほどな岩の上に卸(お)りた。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
二日おくれて鎌倉を出た幕軍の第二軍三軍がすでに合(がっ)していたものだった。その兵力も先の比でなく二万五、六千はかぞえられる。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
捉(とら)うる処法に合(かな)えば、門番は立竦(たちすくみ)になりて痛疼(いた)さに堪(たま)らず、「暴徒が起った。大(た)……大……大変、これ、一大事じゃ、来てくれい。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「オ、爺(とっ)ツアん、いつもの口(くち)を、五合(ごう)ばかりもらおうじゃあねえか。飲(の)む口(くち)に待っていられてみると、どうも手ぶらじゃア帰(けえ)れねえや」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
女はくたぶれたと見えて、わたしと向(むか)ひ合(あひ)に、けれども、すこし離れた処に腰を下し、スカートを引延すやうにして膝をかくした。
畦道 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
東海道線(とうかいだうせん)と山(やま)の手(て)線(せん)と合(がつ)して居(ゐ)る鐵道線路(てつだうせんろ)の右手(みぎて)の臺地(だいち)がそれで、大井(おほゐ)の踏切(ふみきり)から行(ゆ)けば、鐵道官舍(てつだうくわんしや)の裏(うら)から畑中(はたなか)に入(い)るのである。
「もうあなた様、手のつけられぬ乱暴者でござりましての、伜があんな人間とつき合(お)うたため、わたしどもまで、どれほど泣きを見たことやら」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近頃(ちかごろ)唐鍬(たうぐは)使(つけ)え骨(ほね)折(おれ)つからつて仕事(しごと)畢(しま)つちや一合(がふ)位(ぐれえ)引(ひ)つ掛(か)けて直(す)ぐ行(い)つちやあんだつちけが、それ今日(けふ)は早(はや)くから來(き)てたんだつちきや
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
呼(よび)に遣(つかは)したり必らず/\心配(しんぱい)するに及ばず早々此所(ここ)へ合(あふ)べき鑰(かぎ)を持參して此錠前(このぢやうまへ)を開(あけ)よと申されしかば漸々(やう/\)吉五郎はホツと太息(といき)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その後古い報知新聞を貸して呉(く)れて、中を見ると明治十二年の七月二十九日から八月十日頃まで長々と書(かき)並べて、一寸(ちょい)と辻褄(つじつま)が合(あっ)て居ます。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「つき合(え)ひ、つき合(え)ひツて、幾度あるのか、ね? そんなつき合(え)ひは斷つてしまひなさいと云つたぢやアないか? 碌にかせぎもしないで!」
御礼御序(おついで)に御頼(おたのみ)申候。猶(なお)あなたよりも御祝之品に預り痛み入候。いづれ是(これ)より御礼可申上(もうしあぐべく)候。扇子丈(だけ)あり合(あわせ)を呈(ていし)候。御入手可被下(くださるべく)候。御出張之先之事、御案も候半。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
ほうほうと切れてしまふ藕絲(ハスイト)を、八合(コ)・十二合(コ)・二十合(ハタコ)に縒つて、根氣よく、細い綱の樣にする。其を績(ウ)み麻(ヲ)の麻(ヲ)ごけに繋ぎためて行く。奈良の御館(ミタチ)でも、蠶(カフコ)は飼つて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
ぽつり/\切れてしまふ藕絲(はすいと)を、八合(やこ)・十二合(こ)・二十合(はたこ)に縒つて、根気よく細い綱の様にする。其を績麻(うみを)の麻ごけに繋ぎためて行く。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その体(てい)蛮のごとし、戯れに詩を作りていわく、〈宿房の大黒晨炊を侑む、合(まさ)に若耶渓(じゃくやけい)の女の眉を掃くべきに、好在(こうざい)忘心一点もなし、服はただ繒布(そうふ)にして語は蛮夷なり〉。
殘らず話し又(また)此頃(このごろ)湯屋(ゆや)にて惡口(あくこう)されし事如何にも殘念に存て斯々は爲(なせ)ど盜みに入りしには非ずと申ければ是を聞て皆々(みな/\)三郎兵衞は人に非ずと憎(にく)み四郎右衞門を憫然(あはれ)に思ひて町内申合(あはせ)無盡(むじん)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
大八の片輪(かたわ)田の中に踏込んだ様(よう)にじっとして、くよ/\して居るよりは外をあるいて見たら又どんな女に廻(めぐ)り合(あう)かもしれぬ、目印の柳の下で平常(ふだん)魚は釣(つ)れぬ代り
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
全體(ぜんたい)旅(たび)をしながら何物(なにもの)をも見(み)ず、見(み)ても何等(なんら)の感興(かんきよう)も起(おこ)さず、起(おこ)しても其(それ)を折角(せつかく)の同伴者(つれ)と語(かた)り合(あつ)て更(さら)に興(きよう)を増(ま)すこともしないなら、初(はじ)めから其人(そのひと)は旅(たび)の面白(おもしろ)みを知(し)らないのだ
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
見て大勢の人々成程(なるほど)天下の名奉行と譽(ほめ)るも道理(もつとも)此混雜(このこんざつ)の中にても仁慈(じんじ)の御差※(おさしづ)然(され)ば其下に使へる役人も斯(かく)の如しと感じ合(あへ)り此の時お政は大岡殿と聞て悦ぶこと限りなく是は全く神佛(かみほとけ)の御引合(おひきあは)せ成べし既に駈込訴訟(かけこみそしよう)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
写真を頼むと安く受け合(い)れたが、六、七年も音沙汰を聞かぬ。
お前方も掛り合(えゝ)だから私(わし)と一緒に警察まで往(い)きなせえ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
幹をすかして空の見える反対の方角を見ると——西か東か無論わからぬ——爰(ここ)ばかりは木が重なり合(おう)て一畝(ひとせ)程は際立(きわだ)つ薄暗さを地に印する中に池がある。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
村の人が、この狂人親子の惨死を遂げているのを発見した時、短刀で、我が児の咽喉(のど)を突貫(つきとお)して、自分がその死骸の上に折り合(かさな)って自殺を遂げていた母を見た。外には、吹雪(ふぶき)がしていた。
僧 (新字新仮名) / 小川未明(著)
慕い合って望みが合(かの)うた、おまえの両親に対しては、どうしてもその味を知らせよう手段がなかった。
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私は、それでは俳句ではない、という事を申しましたが、それには合(が)ッ点(てん)が行かないようでありました。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
誰か一統して民をやすきに居(を)らしめんや。又一三八誰にか合(くみ)し給はんや。翁云ふ。これ又人道なれば我がしるべき所にあらず。
平田は上を仰(む)き眼を合(ねむ)り、後眥(めじり)からは涙が頬へ線(すじ)を画(ひ)き、下唇(したくちびる)は噛まれ、上唇は戦(ふる)えて、帯を引くだけの勇気もないのである。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
なんでえ太(ふて)え奴だと喧嘩を吹っ掛けて、其の侍(さむらい)と喰い合(や)っても刀をふんだくって番頭さんに渡して遣れば、後(あと)で死に合うとも何うしても宜(い)いのだから、番頭さんもいなせな拵(こしら)えでゴテ/\をきめて
家郷追放(カキョウツイホウ)、吹雪(フブキ)ノ中(ナカ)、妻(ツマ)ト子(コ)トワレ、三人(サンニン)ヒシト抱(ダ)キ合(ア)イ、行(ユ)ク手(テ)サダマラズ、ヨロヨロ彷徨(ホウコウ)、衆人蔑視(シュウジンベッシ)ノ的(マト)タル、誠実(セイジツ)、小心(ショウシン)、含羞(ガンシュウ)ノ徒(ト)、オノレノ百(ヒャク)ノ美(ウツク)シサ、一(イチ)モ言(イ)イ得(エ)ズ、高円寺(コウエンジ)ウロウロ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
プンクト、ナドノ君(キミ)ノ気持(キモ)チト思(オモ)イ合(アワ)セヨ。急(キュウ)ニ書(カ)キタクナクナッタ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「法体(ホフタイ)」はfottai「合(ガフ)す」gassu「立夏(リフカ)」rikka「十方(ジフハフ)」jippǒ「法被(ハフヒ)」fappi
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
さうしてこの「合(ジユンテーゼ)」の中にあつて「正(テーゼ)」も「反(アンテイテーゼ)」も共に破壞され、高められ、保存(Aufheben)されることである。故にそれは單に認識の法則なるに止らずして又本質發展の法則である。
三太郎の日記 第三 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)
昨日の朝ハ私しが紀州の船将に出合(会い)、十分論じ、又後藤庄次郎が紀州の奉行に行、やかましくやり付しにより、もふ/\紀州も今朝ハたまらんことになり候ものと相見へ、薩州(サツシウ)へ、たのみニ行て