“皆々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みな/\50.0%
みなみな25.0%
みんな16.7%
みんな/\8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はた白眼にらみし其形容ありさまに居並び居たる面々めん/\何れも身の毛も彌立よだつばかりに思ひかゝる惡人なれば如何成事をや言出すらんと皆々みな/\手にあせ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
皆々みなみなそれ相応に威張ってるんだが、このうらなり先生のように在れどもなきがごとく、人質に取られた人形のように大人おとなしくしているのは見た事がない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「だが、重右衛門ナア、貴様も此村で生れた人間ぢや無えか、それだアに、此様こんな皆々みんな爪弾つまはじきされて……悪い事べい為て居て、それで寝覚ねざめが好いだか」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
追放つゐはうくからは、父母ちゝはゝもチッバルトもロミオもヂュリエットも皆々みんな/\ころされてしまうたのぢゃ。「ロミオは追放つゐはう!」その一言ひとことひところちからにははてはかりきりさかひいわいの。