皆々みな/\)” の例文
はた白眼にらみし其形容ありさまに居並び居たる面々めん/\何れも身の毛も彌立よだつばかりに思ひかゝる惡人なれば如何成事をや言出すらんと皆々みな/\手にあせ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
芝居しばゐ土間どま煙草たばこつて、他人たにんたもとがしたものも、打首うちくびになるといふうはさつたはつたときは、皆々みな/\あをくなつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
おもつていてはたれど今頃いまごろさましてかゝさんかゝさんと婢女をんなどもを迷惑めいわくがらせ、煎餅おせんやおこしのたらしもかで、皆々みな/\いておにはすとおどかしてゞもやう
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
玄関まで皆々みな/\お出迎いをいたし、殿様は奥へ通りおしとねの上にお坐りなされたから、いつもならば出来立てのおそなえのようにお國が側から団扇うちわあおぎ立て、ちやほやいうのだが
いづれもこゝろこゝろならねば、長途ちやうとらうやすむるひまなく、いそ樣子やうすうかゞたてまつるに何事なにごともおほせだされず、ゆる/\休息きうそくいたせとあるに、皆々みな/\不審ふしんへざりけり。中二日なかふつかきて一同いちどう召出めしいださる。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
皆々みな/\入る。樂人がくじんらと乳母うばのこる。
始め神主樣御醫師樣親方おやかたの後家樣其外皆々みな/\十分にくだされたサア/\勝手の手傳衆てつだひしう大勢ぢや御亭主ていしゆも一ツ御あがり成れと猪口ちよく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すこおもいけれど、かうしてあるけば途中とちう威張ゐばれて安全あんぜんだといふので、下男げなんいさつてあるした。るほどあふひもんと『多田院御用ただのゐんごよう』の木札きふだは、人々ひと/″\皆々みな/\みちゆづらせた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
夜番頭よばんかしらかふのみのこりて皆々みな/\入る。
なしにける斯て八山には皆々みな/\打寄うちより實に明日こそ御親子御對顏たいがんに相成に付最早もはやこと成就じやうじゆせりと次右衞門が計略けいりやくに乘りしとはらず大いに悦び斯樣かやうなる悦しき事は一夜を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
皆々みな/\しずかに入る。