“皆無”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいむ96.3%
みな3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで——番町ばんちやう下六しもろく此邊このへんだからとつて、いし海月くらげをどしたやうな、石燈籠いしどうろうけたやうな小旦那こだんなたちが皆無かいむだとおもはれない。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しかし民主政になっても、直接行動は必ずしも皆無かいむとならず、現代ではゼネストや集団デモが有力な政治闘争の手段になりつつある。
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)
真澄はもう一本の銚子ちょうし皆無みなにしてしまって二本目の銚子を飲んでいたが、なるたけ長く楽しみたいので、一度いださかずきは五口にも六口にもそれをめるようにして飲んだ。
岐阜提灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)