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『岐阜提灯』
ふりがな文庫
『
岐阜提灯
(
ぎふちょうちん
)
』
真澄はその晩も台所へ往って、酒宴の後しまつをしている婢から、二本の残酒と一皿の肴をもらって来て飲んでいた。事務に不熱心と云うことで一年余り勤めていた会社をしくじり、母の妹の縁づいている家で世話になって勤め口を捜しているが、折悪しく戦後の不景 …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約19分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
合
(
ごう
)
何人
(
たれ
)
点滴
(
しずく
)
己
(
じぶん
)
願
(
がん
)
比
(
ごろ
)
背延
(
せの
)
除
(
と
)
酌
(
しゃく
)
憤
(
おこ
)
透
(
すか
)
軟
(
やわら
)
後
(
のち
)
微黄
(
うすぎい
)
揺
(
ゆす
)
紅
(
べに
)
爪
(
つま
)
皆無
(
みな
)
垣
(
がき
)
名残
(
なご
)
前
(
さき
)
何人
(
だれ
)
芒
(
すすき
)
一瞥
(
いちべつ
)
膳
(
ぜん
)
肴
(
さかな
)
罎
(
びん
)
素性
(
すじょう
)
除
(
の
)
障子
(
しょうじ
)
簷
(
のき
)
突
(
つ
)
睡
(
ねむ
)
頂戴
(
ちょうだい
)
睜
(
みは
)
真澄
(
ますみ
)
盃
(
さかずき
)
酒宴
(
さかもり
)
赭土
(
あかつち
)
近比
(
ちかごろ
)
酔狂
(
すいきょう
)
跫音
(
あしおと
)
跟
(
つ
)
量
(
はか
)
銚子
(
ちょうし
)
起
(
た
)
食客
(
いそうろう
)
荊棘
(
いばら
)
諦
(
あきら
)
覗
(
のぞ
)
裸足
(
はだし
)
開
(
あ
)
衣服
(
きもの
)
蝋燭
(
ろうそく
)
蒲団
(
ふとん
)
萩
(
はぎ
)
器
(
うつわ
)
拵
(
こしら
)
戸締
(
とじまり
)
怪
(
け
)
後
(
あと
)
彼奴
(
あいつ
)
射
(
さ
)
対手
(
あいて
)
室
(
へや
)
婢
(
じょちゅう
)
壮
(
わか
)
掠
(
かす
)
叔父
(
おじ
)
叔母
(
おば
)
厭
(
いや
)
前方
(
むこう
)
便所
(
はばかり
)
何時
(
いつ
)
丸竹
(
まるたけ
)
中敷
(
ちゅうじき
)
三条
(
みすじ
)
櫛
(
くし
)
疋
(
ぴき
)
甞
(
な
)
理
(
わけ
)
独言
(
ひとりごと
)
燈
(
ひ
)
点
(
つ
)
注
(
つ
)
母屋
(
おもや
)
残酒
(
のこりざけ
)
正宗
(
まさむね
)
癪
(
しゃく
)
樽
(
たる
)
枕頭
(
まくらもと
)
暢気
(
のんき
)
昨夜
(
ゆうべ
)
明日
(
あす
)
方
(
かた
)
斜
(
ななめ
)
数瞬
(
またたき
)
掴
(
つか
)