“名残”のいろいろな読み方と例文
旧字:名殘
読み方割合
なごり67.5%
なご32.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今日はいよいよお暇(いとま)申さなければなりません、あまりお名残(なごり)が惜しいと存じまして、お留守中に一寸(ちょっと)ピアノを弾かして頂きました」
葬送行進曲 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
清吉も姪が可愛さに、若殿さまを二階に忍ばせて、十分に名残(なごり)を惜しませた上で、二人を心中に出してやったんだろうと思われます。
「その白砂糖をちょんびりと載せたところが、主(しゅう)の子を育てた姥の乳の滴(したた)りを象(かたど)ったもので、名物の名物たる名残(なご)りでござりまする」
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
すると、百姓は名残(なご)り惜しそうに、箱をガタガタ両手でゆすぶってみたり、箱の裏側へなんということもなしに廻(まわ)ってみたりする。
南方郵信 (新字新仮名) / 中村地平(著)