“象”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
かたち30.1%
かたど24.3%
かた11.6%
すがた11.6%
ぞう8.1%
(その他)14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“象”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > プロヴァンス文学100.0%
文学 > 英米文学 > 詩100.0%
文学 > イタリア文学 > 詩100.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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夫れ人しば/\これによりて妨げられ、その尊きくはだてに身を背くることあたかも空しきかたちをみ、臆して退く獸の如し 四六―四八
〔出典〕神曲:01 地獄(旧字旧仮名)/アリギエリ・ダンテ(著)
将軍はよろしく人の和をもって、それに鼎足ていそくかたちをとり、もって、天下三分の大気運を興すべきである――と、孔明は説くのであった。
〔出典〕三国志:07 赤壁の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
「その白砂糖をちょんびりと載せたところが、しゅうの子を育てた姥の乳のしたたりをかたどったもので、名物の名物たる名残なごりでござりまする」
〔出典〕大菩薩峠:33 不破の関の巻(新字新仮名)/中里介山(著)
望みをばこの高き處に響き渡らすべし、汝知る、イエスが、己をいとよく三人みたりに顯はし給ひし毎に、汝のこれをかたどれるを。 三一―三三
〔出典〕神曲:03 天堂(旧字旧仮名)/アリギエリ・ダンテ(著)
かの狩衣などを紫黒色に染めこれをエビ染め、またその色をエビ色というのはこれらブドウの実の熟した色にかたどったものである。
〔出典〕植物記(新字新仮名)/牧野富太郎(著)
小説が詩のやうに何々でありましたとか何々であつたとかリイムをあはせて行進するものでないとしたら事実は各々独特な外延をかたどつて
そしてこの劇は、追従ついしょう的な画面のように、彼らの萎靡いびした宿命観、化粧室の涅槃ねはん境、柔弱な憂鬱ゆううつ、などのすがたを映し出していた。
冬、暖気もなく、光もなく、日中にっちゅうもなく、夕方はすぐ朝と接し、霧、薄明り、窓は灰色であって、物のすがたもおぼろである。
お羽織がそこまでさがってきたとき、お坊主を案内に立てて、向うの角からまがってきたかみしも姿のりっぱな武士……ぞうのような柔和な眼
〔出典〕丹下左膳:02 こけ猿の巻(新字新仮名)/林不忘(著)
「とに角、三浦屋のお職まで張つた女が、袈裟けさを掛けて數珠じゆず爪繰つまぐり乍ら歩くんだから、ぞうの上に乘つけると、そのまゝ普賢菩薩ふげんぼさつだ」
〔出典〕銭形平次捕物控:104 活き仏(旧字旧仮名)/野村胡堂(著)
臈纈らふけち花文けもんざうはましろくてただにきよらの命びたり
〔出典〕夢殿(新字旧仮名)/北原白秋(著)
花屋敷はなやしきをのがれたざうたふしたきた。
〔出典〕露宿(旧字旧仮名)/泉鏡花泉鏡太郎(著)
大和やまとにはきてからむ呼子鳥よぶこどりきさ中山なかやまびぞゆなる 〔巻一・七〇〕 高市黒人
〔出典〕万葉秀歌(新字新仮名)/斎藤茂吉(著)
眼路めぢのあなたに生ひ茂げる無花果いちじゆくの森、きさくに
〔出典〕海潮音(新字旧仮名)/上田敏(著)
六日の夜は、流言の如く、又焼打の騒ぎあり、翌七日には、市内全く無警察のしょうを現はしけるが、浅草公園の池にては、咎むる者の無きをとし、こい釣大繁昌との報を得たり。
〔出典〕東京市騒擾中の釣(新字旧仮名)/石井研堂(著)
いずこに動乱のしょうありや、異国人の襲来ありや、とんとそれは煙も見えないのです。
〔出典〕大菩薩峠:30 畜生谷の巻(新字新仮名)/中里介山(著)
〔評〕慶應けいおう三年九月、山内容堂ようだう公は寺村左膳さぜん、後藤しやう次郎を以て使となし、書を幕府にていす。
〔出典〕南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録(旧字旧仮名)/秋月種樹佐藤一斎(著)
進潮を張る氣に比すれば其のしやうは殆ど似て居る。
〔出典〕努力論(旧字旧仮名)/幸田露伴(著)
其を、の各方面から解釈し、占あつて言ふ習慣に結びついて来た。
〔出典〕日本文章の発想法の起り(新字旧仮名)/折口信夫(著)
其対象となるものは、神の示すところの「ほ」である。あけたつのミコの場合にも、うけひまをして鷺をうけひ落しうけひ活し、木の葉をうけひ枯しうけひ生かしたとある。神の「ウケふ」を請ふ事になる。
〔出典〕「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ(新字旧仮名)/折口信夫(著)