“象”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かたち29.8%
かたど24.6%
かた11.5%
すがた11.0%
ぞう8.4%
ざう3.7%
しょう2.6%
きさ2.1%
しやう1.0%
1.0%
(他:8)4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“象”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > プロヴァンス文学100.0%
文学 > イタリア文学 > 詩100.0%
文学 > 英米文学 > 詩100.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
320x100
我等ははげしき雨にうちふせらるゝ魂をわたりゆき、からだとみえてしかもくうなるそのかたちを踏みぬ 三四―三六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
いまだ欺かるとの自覺なく己が前に現はれしもの(こは存在のかたちにして實在の象にあらねど)を實際に見たりと思ひたればなり
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
いずれも名前にかたどった、白虎、青竜、玄武、朱雀、の紋を付けた衣裳を着、さも業々ぎょうぎょうしく押しならんだ。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
眞志屋の紋は、金澤蒼夫さうふさんのことに從へば、マの字にかたどつたもので、これも亦水戸家の賜ふ所であつたと云ふ。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
かの狩衣などを紫黒色に染めこれをエビ染め、またその色をエビ色というのはこれらブドウの実の熟した色にかたどったものである。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
是より直にしたゝるものはその後滅びじ、これが自ら印をすとき、かた消ゆることなければなり 六七―六九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
地にあってはもろもろの形に現われ、天にあっては諸のすがたに現われる、神秘な創造は、そうであらんことを望んでいる。
冬、暖気もなく、光もなく、日中にっちゅうもなく、夕方はすぐ朝と接し、霧、薄明り、窓は灰色であって、物のすがたもおぼろである。
まさちゃんは、動物園どうぶつえんぞうのことをおもして、それがいいとおもったから、
夏の晩方あった話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
この間も、博物標本室の、ぞう剥製はくせい標本の中から、のこのこと出て来た諜者ちょうじゃがいたからね、わしの教室だって
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「月はなかつた筈だな、四月の二十三日だ。その上あの邊には常夜燈も自身番の行燈もない、――狼はおろか、ざうと鉢合せしたつてわからない筈だよ」
花屋敷はなやしきをのがれたざうたふしたきた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
このきわめて安価なる気〓家きえんかは、太平のしょうを具したる春の日にもっとも調和せる一彩色である。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
孔子、晩にして易をこのみ、たんけいしょう説卦せっか文言ぶんげんついず。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
わがいのちつねにあらぬかむかしきさ小河をがはきて見むため 〔巻三・三三二〕 大伴旅人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
やはり旅人の作に、「昔見しきさの小河を今見ればいよよさやけくなりにけるかも」(巻三・三一六)というのがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
〔評〕慶應けいおう三年九月、山内容堂ようだう公は寺村左膳さぜん、後藤しやう次郎を以て使となし、書を幕府にていす。
進潮を張る氣に比すれば其のしやうは殆ど似て居る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
其を、の各方面から解釈し、占あつて言ふ習慣に結びついて来た。
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其対象となるものは、神の示すところの「ほ」である。あけたつのミコの場合にも、うけひまをして鷺をうけひ落しうけひ活し、木の葉をうけひ枯しうけひ生かしたとある。神の「ウケふ」を請ふ事になる。
武蔵は、いずる植物の本能のように、体のうちから外へ向ってあらわれようとしてまないものに、卒然そつぜんと、筋肉がうずいてくるのを覚えた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「舜典」に「かたどるに典刑」といい、呉氏がこれを解釈して、「刑を用うるところの象を図して示し、智愚をして皆知らしむ」といい
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
綾を織る人の世のさま
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
綾を織る人の世のさま
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
村長の像ならば村費をもって記念像を作る議が可決されているし、地主ならば彼自らが自らの人徳を後世の村民にのこすためのしるしとして、費用を惜まずおのれの像を建設して置きたい望みを洩らしている。
ゼーロン (新字新仮名) / 牧野信一(著)
彼は、無念になって、その心のなかのものを、木彫として現わそうとするだけに過ぎないが、その真摯しんしな狙いどころが、手となり、小刀の先の動きにまでくるあいだに、種々さまざまな雑念が、狙うところの心形しんぎょうを散漫に乱してしまう。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武蔵野にウラへ、カタき、まさでにも告らぬ君が名、ウラに出にけり(万葉巻十四)
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
籠は即、太陽神をカタドり、髯は後光を象徴したものといふ次第なのである。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
みよし野のキサ山の木梢コヌレには、こゝだも さわぐ鳥のこゑかも(万葉巻六)