“萌”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きざ51.0%
41.1%
きざし2.1%
もえ1.2%
0.8%
0.8%
めば0.8%
きぎ0.4%
きぎし0.4%
もやし0.4%
(他:2)1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“萌”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語26.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
面從腹誹ふくひ、抑鬱不平、自暴自棄などの惡癖陋習ろうしふの、我心の底にきざしゝより外、又何の效果も無かりしなり。
フレンチが一昨日も昨日も感じていて、友達にも話し、妻にも話した、死刑の立会をするという、自慢の得意の情がまたきざす。
「石ばしる垂水たるみのうへのさわらびえいづる春になりにけるかも」(巻八・一四一八)等の如くに成功している。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そうやって出て行くその若衆の、うしろ姿を見送った時、鳰鳥の胸にはこれまでになかった、恋心がほのかにえたのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
勝平の態度には、愈々いよいよ乱酔のきざしが見えていた。彼の眸は、怪しい輝きを帯び、狂人か何かのように瑠璃子をジロ/\と見詰めていた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
勝平の態度には、愈々いよ/\乱酔のきざしが見えてゐた。彼の眸は、怪しい輝きを帯び、狂人か何かのやうに瑠璃子をジロ/\と見詰めてゐた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
日にけに雜木ざふきもえのかがやけば身はかいだるし胚芽米食ふ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
日にけに雑木ざふきもえのかがやけば身はかいだるし胚芽米食ふ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
そのほお紅色べにいろや、瘠方やせかたさっするにかれにはもう肺病はいびょう初期しょきざしているのであろう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ちょうど春の初まりかけたころで、芽生えのなかで茜色をしたのや紫ぐんだのや、そういう雑草のざしがまるで花のようにつん出て、あるものはかなり高く伸びていました。
不思議な国の話 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
親子の愛情と云ふものも斯う云ふ場合には未だ芽をかない。
産褥の記 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
この心掛けをもってわれわれが毎年毎日進みましたならば、われわれの生涯は決して五十年や六十年の生涯にはあらずして、実に水のほとりに植えたる樹のようなもので、だんだんと芽をき枝を生じてゆくものであると思います。
後世への最大遺物 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
そしてゆきえたがけには、ふきのとうがめばえ、岩鏡いわかがみはなうつくしくいていました。
らんの花 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一週間ほどするうちに、それまで、全く枯野だった草原が、すっかり青くなって、草はめばえ、木は枝を伸し、がちょうあひるが、そここゝを這い廻りだした。
雪のシベリア (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
そこで思い遣りの心が自発的にきぎして来る。
内乱のきぎしがあるの、民心が危険だのと。
日蔭はどこだって朝から暗うございまする、どうせあんなもやし糸瓜へちまのような大きな鼻の生えます処でございますもの、うっかり入ろうものなら、蚯蚓みみずの天上するのに出ッくわして、目をまわしませんければなりますまいではございませんか。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「マドロス君——君さきに上り給え、そうだ、もゆるさん——君、マドロス君、萌さんをおぶって上り給え」
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「うむ、もゆるさん——君もいったい心がけがよくない」
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
『古事記』は次に記して曰く、次に国ワカ浮脂ウキアブラの如くにして、海月なす漂える時に、葦牙アシカビの如く、あがれる物に因て、成りませる神の名は、宇麻志葦牙彦遅ウマシアシカビヒコヂ神、次に天之常立アメノトコタチ神。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)