もゆる)” の例文
「マドロス君——君さきに上り給え、そうだ、もゆるさん——君、マドロス君、萌さんをおぶって上り給え」
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
マドロス君です、それから、お嬢さんのもゆるさんです、この二人は今晩にもここへ戻って来る——あたいの頭ではどうもそう思われてたまらないから、それで、こうして遠見の役を
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「うむ、もゆるさん——君もいったい心がけがよくない」
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)