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下萌
ふりがな文庫
“下萌”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
したもえ
75.0%
したも
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したもえ
(逆引き)
天地の運行に従って百草は
下萌
(
したもえ
)
をし、
生
(
お
)
い立ち、花をつけ、実を結び、枯れる。人もまた天地の運行に従って、生れ、生長し、老い、死する。
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
峠の上には
雲雀
(
ひばり
)
が舞い、木立の中では
鶯
(
うぐいす
)
が、気味の悪いほど長い息で鳴いている。そして木の
下萌
(
したもえ
)
は露に重く、馬の
草鞋
(
わらじ
)
はびっしょりと濡れる。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
下萌(したもえ)の例文をもっと
(9作品)
見る
したも
(逆引き)
と、襟の扇子を
衝
(
つ
)
と抜いて、すらすらと座へ立った。江戸は紫、京は
紅
(
べに
)
、雪の狩衣
被
(
か
)
けながら、
下萌
(
したも
)
ゆる血の、うら若草、
萌黄
(
もえぎ
)
は
難波
(
なにわ
)
の色である。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その
下萌
(
したも
)
えの
片笑靨
(
かたえくぼ
)
のわずかに見えたる、情を含む眼のさりとも知らず動きたる、たおやかなる
風采
(
ものごし
)
のさらに見過ごしがてなる、ああ、辰弥はしばし動き得ず。
書記官
(新字新仮名)
/
川上眉山
(著)
下萌(したも)の例文をもっと
(3作品)
見る
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
萌
漢検準1級
部首:⾋
11画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕
“下萌”のふりがなが多い著者
高浜虚子
北原白秋
中里介山
高村光太郎
吉川英治
泉鏡花