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下萌
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したも
ふりがな文庫
“
下萌
(
したも
)” の例文
と、襟の扇子を
衝
(
つ
)
と抜いて、すらすらと座へ立った。江戸は紫、京は
紅
(
べに
)
、雪の狩衣
被
(
か
)
けながら、
下萌
(
したも
)
ゆる血の、うら若草、
萌黄
(
もえぎ
)
は
難波
(
なにわ
)
の色である。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その
下萌
(
したも
)
えの
片笑靨
(
かたえくぼ
)
のわずかに見えたる、情を含む眼のさりとも知らず動きたる、たおやかなる
風采
(
ものごし
)
のさらに見過ごしがてなる、ああ、辰弥はしばし動き得ず。
書記官
(新字新仮名)
/
川上眉山
(著)
下萌
(
したも
)
えぬ人間それに従ひぬ
立子
(
たつこ
)
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
下萌
(
したも
)
ゆる心を
籠
(
こ
)
めて書く手紙
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
萌
漢検準1級
部首:⾋
11画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕