“下僕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しもべ75.4%
げぼく14.8%
かぼく3.3%
おとこ1.6%
おとこしゅ1.6%
こもの1.6%
ギヤルソン1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたりの下僕しもべと、ひとりの童子をつれ、四人づれで今、四明しめいだけの谷道から上って来たのであるが、ふと光秀のすがたを見かけると
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
って十人の下僕げぼくやしなうことあたわず。これを省きて漸くその日その日を過すのみに至る。これ武家の禄法を察知する一端というべし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
然に此篇のお夏は、主人の娘として下僕かぼくに情を寄せ、其情ははじめ肉情センシユアルに起りたるにせよ、のちいたりて立派なる情愛アツフヱクシヨンにうつり、はてきはめて神聖なる恋愛ラブに迄進みぬ。
「歌念仏」を読みて (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
はげしき下知に致方いたしかたなく、家の下僕おとこたちがばら/\/\と權六の傍へ来て見ますと、權六は少しも驚く気色もなく、縁側へどっさりと腰を掛けまして作左衞門の顔をしげ/\と見て居りましたが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ふたりの下僕おとこしゅと炭屋は、びっくりして挨拶した。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
藪原長者は棍棒こんぼうひっさげ、若党下僕こものを無数に連れて、荒れた虎のようにわめきながら、館の内外を探し廻わった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
門の方からその家の十二三の下僕ギヤルソンが白い胸当をして鳥打帽を被つた姿で、公園の道見たやうな芝の中の白い道を通つて来る。女は国に置いた長男の顔がまざまざと目に見えて来た。
午後 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)