“初”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
27.4%
はじめ27.2%
はじ18.8%
はつ9.1%
そめ2.6%
はじま2.2%
しょ1.8%
1.3%
はな1.3%
うぶ1.1%
(他:33)7.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“初”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸32.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語7.0%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行4.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「少年世界」は恰も我が小學へ通ひめし頃世に出でたれば、我が頭にいちはやく彫られしは小波山人の懷しき名にほかならず。
一心いつしんくやめては何方いづかたうつたふべき、先祖せんぞ耻辱ちじよく家系かけいけが
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
はじめあひだ矢張やはり昨日きのふおなじく、數百頭すうひやくとう猛獸まうじうたいをなして
二十世紀末の地球儀はこの赤き色と紫色との如何いかに変りてあらんか、そは二十世紀はじめの地球儀の知る所にあらず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
はじめて吾等われら大難だいなんわかり、それより海岸かいがんいへくがごとさわぎで
かくこれではじめて重荷おもにりたようにかんじ、自分じぶんもどってくつろぎますが
一行の中には葉之助もいた。彼にとっては江戸ははつで、見る物聞く物珍らしく、暇を見てはお長屋を出て市中の様子を見歩いた。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
はつ口惜くやしくかなしくなさけなく、くちかれぬほど込上こみあぐなみだ呑込のみこんで
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ねんかたまりてうごかざりけるが、いはをもとほなさけさとしがことにしみそめ
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
三味さみ景氣けいきよくきこえて亂舞らんぶ足音あしおとこれよりぞきこそめぬ。
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
世の中に出られたならば、この艱難ということのはじまりである、また既に初まッておる方もありましょう。
人格の養成 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
こと實際じつさい矢張やはりこんなふうはじまるのだからいたかたがない。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
 しょ五文字何と読むやらん、「かうぐわい」と四音に読むにや、または「郊外に」とあるべきを字のけたるにや、あるいはほかに読みやうあるべきか知らず。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
自身番じしんばん証札あかしふだを見せろとか、四刻客よつきゃくはお断りですとか、今日、大阪入りのしょッぱなから、木戸を突かれ通しじゃございませんか」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あなたの名、私の名、新しい筆で大晦日の夜お祝箸の袋の上にかいて、先ずあなたのから食べめいたしました。
その遺風として『袖中抄』の成った平安朝の末頃まで田舎で蚕室の掃きめ式の帚に小松を添えて鼠どもグズグズいわば燻ぶるぞと脅かしたのだ。
「でかしたのは俺の手柄じゃない。はなっから、ちゃんと筋が通っていたんだ」
顎十郎捕物帳:03 都鳥 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「そうだよ、は泣かせるね。……こんなことなら、いっそはなッから頼りにするんじゃなかった。……当にしていたばっかりに、あっしの方はてんで持駒もちごまなし。……あっしのほうはどうしてくれるんです」
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「成る程……それなら御無理もないかも知れませんね……。うぶなお嬢さんは何となく結婚を怖がられるものですから」
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
おせんのうぶこころは、春信はるのぶ言葉ことばにためらいをせているのであろう。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
椎柴に ハタとりつけて、が世にか 北の御門ミカドと いはひめけむ——北御門の末歌
トヲを出たばかりの幼さで、母は死に、父は疾んで居る太宰府へ降つて、ハヤくから、海の彼方アナタの作り物語りや、唐詩モロコシウタのをかしさを知りめたのが、病みつきになつたのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
匂やかに、恥じらわしげに、ぞっとい初いしさが泌み入るような風情があるのです。
十字架はいつかいしい降誕の釈迦しゃかに変ってしまう。
誘惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
今の太上天皇様が、まだ宮廷の御あるじで居させられた頃、八歳ハツサイの南家の郎女イラツメは、童女ワラハメとして、ハツ殿上テンジヤウをした。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
今の太上天皇樣が、まだ宮廷の御あるじで居させられた頃、八歳ハツサイの南家の郎女イラツメは、童女ワラハメとして、ハツ殿上テンジヤウをした。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
この時節より通ひそむるは浮かれ浮かるる遊客ゆふかくならで、身にしみじみと実のあるお方のよし、遊女つとめあがりの去るひとが申き
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
此時節このじせつよりかよそむるはかれかるゝ遊客ゆふかくならで、にしみ/″\とじつのあるおかたのよし
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
が、壱岐殿坂時代となると飛白の羽織を着初きだして、牛肉屋の鍋でも下宿屋の飯よりはうまいなどと弱音よわねを吹きした。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
椿岳の画が俄に管待もてはやされして市価を生じたのはマダようやく十年かそこらである。
うひびかり、——あああけぼのや、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
うひびかり、げに常春とこはる
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
大きい声では言へないが、一体女はしよぱなから拍子に合つたやうに拵へられてはゐないのだから。
大阪の小野氏にこの船中にてしよ対面を遂げんとはゆめ思はざりしことにさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
「オヽ、梅子」とお加女は顧み「お前さんはだおつに御目にかゝるんでしたネ、此方このかた阿父おとつさんの一方ならぬ御厚情にあづかる、海軍の松島様で——御不礼ごぶれい無い様に御挨拶ごあいさつを」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「六年間只奉公ただぼうこうしてあげくのてに痛くもない腹を探られたのは全くおつだよ。私も今夜という今夜は、慾もへちまもなく腹を立てちゃった。じゃこちらがすっかりかたずいたうえで、札幌にも出ておいでなさい。その節万事私のほうのかたはつけますから。御免」
親子 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
でも、ものに拘泥することを教へられて居ぬ姫は、何時の間にか、塔のシヨ重の欄干に、自分のよりかゝつて居るのに、氣がついた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
でも、ものに拘泥することを教へられて居ぬ姫は、何時の間にか、塔のシヨ重の欄干に、自分のよりかゝつて居るのに、氣がついた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
臉容レンヨウハジメテ故人ノハラワタヲ断ツ
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
午前十一時に至り黒煙高く天に沖し、其雲頂の高さは約三千米突に達す、同三十分頂上より盛に岩石の噴出落下を觀、戸障子は震動によりて鳴りハジめたり、午後二時三十分黒煙白煙全山を包圍し、鳴轟次第に猛烈と爲り、同三時三十分より初めて爆聲起る
桜島噴火の概況 (旧字旧仮名) / 石川成章(著)
志しは嬉しけれど帰りてからが女の働き、それのみか御主人へは給金の前借もあり、それッ、と言ふて帰られる物では無し、うい奉公が肝腎かんじん、辛棒がならで戻つたと思はれても成らねば、おしゆう大事に勤めてくれ
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その男というのはその時分丁度ちょうど四十一二ぐらいで、中々なかなか元気な人だったし、つ職務柄、幽霊の話などはてんから「んの無稽ばかな」とけなした方だった
暗夜の白髪 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)
事のはじまりがこの日で、その後自分はこの日にうごとにくびを縮めて眼をつぶる。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そのうちに屋根のックリけえった、破風造はふづくりのお化けみてえな台湾館が赤や青で塗り上って、聖路易セントルイスの博覧会がオッぱじまる事になりますと
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その時分は台湾の総督府で仕事さして頂いておりましたが、その春から夏へかけて亜米利加アメリカ聖路易セントルイスてえ処で世界一の博覧会がオッぱじまるてんで、日本の台湾からも烏龍茶ウーロンちゃの店を出して宣伝してはドウかてえお話が持上りました。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)