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森閑
ふりがな文庫
“森閑”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しんかん
84.9%
しん
6.5%
しいん
4.3%
ひっそり
3.2%
がらん
1.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しんかん
(逆引き)
四つの
櫓
(
やぐら
)
のそそり立つ方形の城の中は、
森閑
(
しんかん
)
として物音もない。絵のやうに
霞
(
かす
)
むリスタアの風物のさなか、春の日ざしに眠つてゐる。
ジェイン・グレイ遺文
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
森閑(しんかん)の例文をもっと
(50作品+)
見る
しん
(逆引き)
森閑
(
しん
)
とした
寂寞
(
せきばく
)
が彼を押しつつみ、ただ時計のチクタクばかり、闇の中で
忙
(
せわ
)
しげに時を刻んでいたが、彼にはその時刻もわからなかった。
孤独
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
森閑(しん)の例文をもっと
(6作品)
見る
しいん
(逆引き)
またあたりは妙に
森閑
(
しいん
)
と静まり返って再び山の墓場は木の葉の落ちる音一つ聞えるくらいの侘しい澄んだ
黄昏
(
たそがれ
)
の色に包まれ
初
(
そ
)
めたが
逗子物語
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
森閑(しいん)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
ひっそり
(逆引き)
せっかくはいってはみたものの当惑して、映写中の
森閑
(
ひっそり
)
とした休憩室に少年と肩を並べて
靠
(
もた
)
れていると、突然少年は涼しい眼を挙げてこんなことを言い出した。
ナリン殿下への回想
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
森閑(ひっそり)の例文をもっと
(3作品)
見る
がらん
(逆引き)
さすがに
飾電灯
(
シャンデリア
)
ばかりは煌々として
雪白
(
せっぱく
)
の
食卓布
(
テーブルクロス
)
の上一杯に、
紫羅欄花
(
あらせいとう
)
やチューリップ、ダアリアなぞの飾られた広い
森閑
(
がらん
)
とした食堂で
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
森閑(がらん)の例文をもっと
(1作品)
見る
“森閑”の意味
《名詞》
物音もせず、静寂なさま。深閑。
(出典:Wiktionary)
森
常用漢字
小1
部首:⽊
12画
閑
常用漢字
中学
部首:⾨
12画
“森”で始まる語句
森
森々
森然
森厳
森羅万象
森林
森蔭
森下
森鴎外
森羅
“森閑”のふりがなが多い著者
橘外男
林不忘
木下杢太郎
中里介山
モーリス・ルヴェル
山川方夫
夢野久作
夏目漱石
谷崎潤一郎
中島敦