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森閑
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ひっそり
ふりがな文庫
“
森閑
(
ひっそり
)” の例文
せっかくはいってはみたものの当惑して、映写中の
森閑
(
ひっそり
)
とした休憩室に少年と肩を並べて
靠
(
もた
)
れていると、突然少年は涼しい眼を挙げてこんなことを言い出した。
ナリン殿下への回想
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
それで小屋の中が
森閑
(
ひっそり
)
したところへ七兵衛が水を呑みに下りて来たのでした。だから七兵衛は、ちょうどこれらの連中を始末するためにここへ下りて来たようなことになりました。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「
森閑
(
ひっそり
)
しているようですけれどどこに耳が付いていないにも限りません。用心しましょう」とシャアが私の耳許で
囁
(
ささや
)
いた。その途端に、コトリコトリと廊下に、跫音がして、
闥
(
とびら
)
が静かに開かれた。
ナリン殿下への回想
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
家の中は
森閑
(
ひっそり
)
として、彼女の通された部屋は応接間と見える。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
“森閑”の意味
《名詞》
物音もせず、静寂なさま。深閑。
(出典:Wiktionary)
森
常用漢字
小1
部首:⽊
12画
閑
常用漢字
中学
部首:⾨
12画
“森”で始まる語句
森
森々
森然
森厳
森羅万象
森林
森蔭
森下
森鴎外
森羅