“森然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しん76.9%
しんぜん15.4%
しいん7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬼王丸が喝破かっぱしたので森然しんと一座は静まったが、宙を舞っている盃は尚グルグルと渦巻きながら、人々の頭上を渡っていたが、突然
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大江ノ匡衡まさひらは、と御尋ねあれば、鋭士数騎、介冑かいちゅうこうむり、駿馬しゅんめむちって、粟津の浜を過ぐるにも似て、其ほこさき森然しんぜんとして当るものも無く見ゆ、と申す。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と、すぐ犬のたおれる音が、呻き声と一緒に聞こえて来て、森然しいんと後は静かであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)