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匡衡
ある
時、
宮中の
女官たちがこの
匡衡を
嘲弄しようと
企んで、
和琴(
日本の
琴、
支那の
琴に
對していふ)を
差し
出して
大江ノ
匡衡は、と御尋ねあれば、鋭士数騎、
介冑を
被り、
駿馬に
鞭打って、粟津の浜を過ぐるにも似て、其
鉾森然として当るものも無く見ゆ、と申す。
○本朝
文粋に
挙たる大江
匡衡の文に「天満自在天神或は塩
二梅於天下一輔導一人一(帝の御こと)或
日二月於天上一照
二臨万民一就
レ中文道之大祖風月之本主也」