“駿馬”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しゅんめ83.3%
しゆんめ11.9%
うま2.4%
ときうま2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その芝生のいろの中に、男性的な駿馬しゅんめと騎手とが個々に持つ、ユニホームの赤、紫、白、青などの洋画的な色彩がすぐ眼の中にとびこんで来る。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのうち槍組二百人が突進して来るし、駿馬しゅんめにまたがって祝彪が、これまた雷光いなずまのごとく出没して、ひとつ所になどとどまっていない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
命ぜられた采女以下の近侍も、もとよりそれなる浪人網は熟知してのこと、たちまちそこへ引き出した馬は、いずれも駿馬しゅんめの八頭でした。
駿馬しゅんめ痴漢を乗せて走るというが、それにしてもアノ美貌を誇る孔雀夫人が択りに択って面胞面にきびづらの不男を対手にするとは余り物好き過ぎる。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
あわてて引っ返してゆく大将曹仁のまえに、さながら火焔のような尾を振り流した赤毛の駿馬しゅんめが、ばくと、砂塵を蹴って横ぎった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
膨れいで、日がその駿馬しゆんめを他の星の下に裝はざるまに、各〻その色をもて姿を新たにするごとく 五五—五七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
四節は追はずして駿馬しゆんめの如くに奔馳ほんちし、草木の栄枯は輪なくして廻転する車の如し。
万物の声と詩人 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
駿馬しゆんめ威徳ゐとく金銀こんごんさふらふ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
拜謁はいえつまうして駿馬しゆんめたてまつらん
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
令史れいしいへ駿馬しゆんめあり。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「私は、彼の紫の霞の中から、戦ひに勝ち誇つた兄君の駿馬うまが、カラカラと鈴を鳴らして凱旋する時、さうして鞍の上の兄君の勇ましい御姿を、たつた今想像してゐるところでございます。」
青白き公園 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
と云いつゝ引出して来たのは実に駿馬ときうまともいうべき名馬で。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)