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『唐模様』
ふりがな文庫
『
唐模様
(
からもよう
)
』
惟ふに、描ける美人は、活ける醜女よりも可也。傳へ聞く、漢の武帝の宮人麗娟、年はじめて十四。玉の膚艷やかにして皓く、且つ澤ふ。たきもしめざる蘭麝おのづから薫りて、其の行くや蛺蝶相飛べり。蒲柳纖弱、羅綺にだも勝へ難し。麗娟常に身の何處にも瓔珞を …
著者
泉鏡太郎
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
長
(
ひとと
)
少
(
いとけ
)
踞
(
ひざまづ
)
燭
(
ひとも
)
仰
(
おほせ
)
直
(
たゞ
)
直
(
たゞち
)
首
(
しゆ
)
生
(
いき
)
婢
(
こしもと
)
更
(
かう
)
女
(
ぢよ
)
對
(
こたへ
)
崇
(
そう
)
後
(
しりへ
)
冠
(
くわん
)
討
(
たう
)
撓
(
たわゝ
)
素
(
しろき
)
歩行
(
あゆむ
)
群
(
むらがり
)
委
(
ゐ
)
勝
(
た
)
頭
(
かうべ
)
偏
(
あまね
)
香
(
かう
)
園
(
ゑん
)
大
(
おほい
)
告
(
まを
)
女子
(
ぢよし
)
申
(
まをし
)
狂
(
きやう
)
跪坐
(
ついゐ
)
不可
(
ふか
)
願
(
ぐわん
)
計
(
かぞ
)
深
(
ふかく
)
折
(
くじ
)
自
(
おのづ
)
曲
(
きよく
)
此家
(
このいへ
)
朱
(
あかき
)
憚
(
はゞかり
)
因
(
よつ
)
唱
(
しやう
)
醜女
(
しうぢよ
)
如何
(
いかに
)
姑
(
しうと
)
戰
(
たゝかひ
)
房
(
ばう
)
傍
(
かたはら
)
何
(
いづ
)
京都
(
けいと
)
一個
(
いつか
)
疾病
(
やまひ
)
瓶
(
つるべ
)
極
(
きは
)
潛
(
ひそか
)
母
(
つか
)
汝
(
なんぢ
)
徒
(
いたづら
)
鎧
(
がい
)
一
(
ひとつ
)
遷
(
かへ
)
一夕
(
ひとばん
)
留
(
とゞ
)
私
(
ひそか
)
家々
(
かゝ
)
密
(
そ
)
迷
(
まよひ
)
較
(
たぐ
)
上
(
あ
)
常人
(
じやうじん
)
前
(
まへ
)
出
(
いだ
)
澤
(
うるほ
)
恥
(
はぢ
)
兒
(
じ
)
兆
(
てう
)
裝
(
も
)
僅少
(
わづかに
)
粧
(
よそほひ
)
乃
(
いま
)
候
(
さふら
)
佩
(
おび
)
佗
(
た
)
擧
(
あげ
)
美
(
び
)
欲
(
ほつ
)
絶
(
ぜつ
)
柔
(
やはら
)
最
(
もつとも
)
教
(
をしへ
)
武者
(
むしや
)
黒白
(
こくびやく
)
縱
(
ほしいまゝ
)
暖
(
あたゝか
)
尖端
(
とつさき
)
小
(
ちひ
)
實
(
まこと
)