“裝”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
よそほ38.6%
よそ20.5%
よそほひ15.9%
なり13.6%
6.8%
よそひ2.3%
よそふ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は長らくきびしく私を見詰めた。私は彼から眼をそらして、火の方を見詰めて、靜かな、落着いた樣子をよそほひ保たうとつとめた。
眞中まんなか卓子テエブルかこんで、入亂いりみだれつゝ椅子いすけて、背嚢はいなうかず、じうひきつけたまゝ、大皿おほざらよそつた、握飯にぎりめし赤飯せきはん煮染にしめをてん/″\につてます。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ガラツ八が飛込んで來たのは、もう日射しの秋らしくなつて、縁側の朝顏も朝々の美しいよそほひが衰へかけた時分の事でした。
子供にだつてあまり非道いなりをさせて出したくもありませんから子供達に宛てた金はみんなそのために使つてしまひますし。
人形の家 (旧字旧仮名) / ヘンリック・イプセン(著)
蕎麥そば、お汁粉しるこなど一寸ちよつとはひると、一ぜんではまず。二ぜんは當前あたりまへ。だまつてべてれば、あとから/\つきつけ習慣しふくわんあり。古風こふう淳朴じゆんぼくなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かくむごく我等をよそふふ、我等再びその前を過ぐるまでには傷すべてふさがればなり —四二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)