“淳朴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅんぼく90.5%
じゆんぼく9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ですがごく質素だということは、謙遜(けんそん)深い性質や淳朴(じゅんぼく)な趣きを与える原因になります。いわば貧しさの美しさとでも申しましょうか。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
農村は淳朴(じゅんぼく)だという奇妙な言葉が無反省に使用せられてきたものだが、元来農村はその成立の始めから淳朴などという性格はなかった。
続堕落論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
蕎麥(そば)、お汁粉(しるこ)等(など)、一寸(ちよつと)入(はひ)ると、一ぜんでは濟(す)まず。二ぜんは當前(あたりまへ)。だまつて食(た)べて居(ゐ)れば、あとから/\つきつけ裝(も)り出(だ)す習慣(しふくわん)あり。古風(こふう)淳朴(じゆんぼく)なり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
中津川は美濃の國なり國境(くにざかひ)は馬籠(まごめ)と落合の間の十石(こく)峠(たふげ)といふ所なり國かはれば風俗も異なりて木曾道中淳朴(じゆんぼく)の風(ふう)は木曾川の流と共にはなれてやゝ淫猥の臭氣あり言語(ことば)も岐阜と名古屋半交(はんまぜ)となり姿形(すがたかたち)も見よげになれり氣候も山を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)