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じゆんぼく
蕎麥、お
汁粉等、
一寸入ると、一ぜんでは
濟まず。二ぜんは
當前。だまつて
食べて
居れば、あとから/\つきつけ
裝り
出す
習慣あり。
古風淳朴なり。
中津川は美濃の國なり
國境は
馬籠と落合の間の十
石峠といふ所なり國かはれば風俗も異なりて木曾道中
淳朴の
風は木曾川の流と共にはなれてやゝ淫猥の臭氣あり
言語も岐阜と名古屋
半交となり
姿形も見よげになれり氣候も山を
像を懸けたる
一本の葡萄は、早く熱のために葉を
焦し、その幹は傾きて、首を垂れ憐を乞ふ如くなり。
衆人の中なる
淳樸なる民等が眼は、その
發落いかならんとこの尊き神像に注げり。