“發落”の読み方と例文
新字:発落
読み方割合
なりゆき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公子夫婦は聞きて、さらばその詩をば我等こそ最初に聽くべけれと宣給ふ。我は直ちに諾(だく)しつれど、心にはこの本讀(ほんよみ)の發落(なりゆき)いかにと氣遣はざること能はざりき。
像を懸けたる一本(ひともと)の葡萄は、早く熱のために葉を焦(こが)し、その幹は傾きて、首を垂れ憐を乞ふ如くなり。衆人(もろひと)の中なる淳樸(じゆんぼく)なる民等が眼は、その發落(なりゆき)いかならんとこの尊き神像に注げり。
をぢは母上のみまかり給ひしを聞き、又人の我に盾銀二十を貽(おく)りしを聞き、母上の追悼(くやみ)よりは、かの金の發落(なりゆき)のこゝろづかひのために、こゝには訪(おとづ)れ來ぬるなり。をぢは聲振り立てゝいふやう。