“汁粉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しるこ94.3%
じるこ5.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒飲みでも一旦酒を廃すると汁粉しるこ党に変る事がある。して見ると女は酒を飲まぬがために南瓜などを好むのに違ひない。(七月七日)
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
この状態の粘土は、そのままにしておけば形を保っているが、一度かき乱すと汁粉しるこの汁のようなへどろになってしまうのである。
永久凍土地帯 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
いづれも二十代はたちだいことだから、どうふではらはくちくらぬ。もち大切おほぎれなだるま汁粉じるこ、それもいちぜん、おかはりなし。……しからざれば、かけ一杯いつぱいで、蕎麥湯そばゆをだぶ/\とおかはりをするのださうであつた。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これからはじまつたのでげせう、ごぜん汁粉じることいふのは。
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)