“しるこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汁粉94.3%
志留粉2.9%
泥路2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この状態の粘土は、そのままにしておけば形を保っているが、一度かき乱すと汁粉しるこの汁のようなへどろになってしまうのである。
永久凍土地帯 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
栄子たちが志留粉しるこだの雑煮ぞうにだの饂飩うどんなんどを幾杯となくお代りをしている間に、たしか暖簾のれんの下げてあった入口から這入はいって来て、腰をかけて酒肴さけさかなをいいつけた一人の客があった。
草紅葉 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「大分降りやした——気違え雨——四つ半から八つ時まで——どっと落ちて——思いなおしたように止みやがった。へん、お蔭で泥路しるこだ——勘弁ならねえ。」