“しるこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汁粉93.9%
志留粉3.0%
泥路3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丸提灯まるぢょうちん汁粉しるこ、お雑煮ぞうにとかいたのがぶらさがって、提灯の火が、軒端のきばに近い一本の柳の幹を照らしている。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
店によるとコーヒーだか紅茶だかよほどよく考えてみないとわからない味のものを飲まされ、また時には汁粉しるこの味のするものを飲まされる事もあった。
コーヒー哲学序説 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
汁粉しること牡丹餅とを売っているのであるが、私が知っている頃には店も甚ださびれて、汁粉も牡丹餅もあまりうまくはなかったらしい。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
團子屋だんごや背高せいたか愛想氣あいそげのない汁粉しるこやをおとづれて、うだまうけがあるかえとへば
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
汁粉しること牡丹餅とを売っているのであるが、私の知っている頃には店もさびれて、汁粉も牡丹餅も余りうまくはなかったらしい。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
栄子たちが志留粉しるこだの雑煮ぞうにだの饂飩うどんなんどを幾杯となくお代りをしている間に、たしか暖簾のれんの下げてあった入口から這入はいって来て、腰をかけて酒肴さけさかなをいいつけた一人の客があった。
草紅葉 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「大分降りやした——気違え雨——四つ半から八つ時まで——どっと落ちて——思いなおしたように止みやがった。へん、お蔭で泥路しるこだ——勘弁ならねえ。」