“雑煮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞうに91.7%
ざふに8.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丸提灯まるぢょうちん汁粉しるこ、お雑煮ぞうにとかいたのがぶらさがって、提灯の火が、軒端のきばに近い一本の柳の幹を照らしている。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
十一時雑煮ぞうに。東京仕入の種物たねもの沢山で、すこぶるうまい。長者気ちょうじゃきどりで三碗える。尤ももちは唯三個。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「なに、どうにかなるさ」と、紋作は誇るように笑った。「芝居を一度や二度休んだって、まさかに雑煮ぞうにが祝えないほどのこともあるまい」
半七捕物帳:38 人形使い (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
五重塔のある側に綺麗なお汁粉屋があって、そこのお雑煮ぞうにのお澄ましが品のいい味だというので、お母様は御贔屓ごひいきでした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
そして飲みたくない酒をめさせられ、食いたくない雑煮ぞうにや数の子を無理強むりじいに食わせられる事に対する恐怖の念をだんだんに蓄積して来たものであるらしい。
年賀状 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しかるに時としては一夜のあひだに三四尺の雪に降うづめられて家内薄暗うすくらく、心も朦々まう/\として雑煮ざふにいはふことあり。
三椀の雑煮ざふにかふるや長者ぶり
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
しかるに時としては一夜のあひだに三四尺の雪に降うづめられて家内薄暗うすくらく、心も朦々まう/\として雑煮ざふにいはふことあり。