“初詣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はつもうで33.3%
はつまうで33.3%
ういもうで16.7%
はつまい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治二十九年に丁度僕が十五になつたので、父は湯殿山の初詣に連れて行つた。その時父は四十五六であつただらうから現在の僕ぐらゐの年であるがもう腰がつてゐた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
さればお紺の婀娜も見ず、弥次郎兵衛洒落もなき、初詣の思い出草。
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もう橋の上には、うららかな初日影を浴びて、清水へ初詣りにゆく初春着の女たちや、廻礼にあるく素袍直垂衣の人影が、ちらほら通っていた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)