“降誕祭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
クリスマス50.0%
ノエル15.4%
ナタル7.7%
なたら3.8%
ナタラ3.8%
ワイナハト3.8%
かうたんさい3.8%
くりすます3.8%
こうたんさい3.8%
ノエルまつり3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何一つ遺留品も手懸りもなく、犯人はいまだに眼星がついていなかった。すると、その年の降誕祭クリスマスの翌日、十二月二十六日の夜である。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
暮の降誕祭ノエル前に、仏蘭西政府がボルドオから移って来た頃あたりから、町々はいくらかずつのにぎやかさを増して来たが、しかしまだまださびしかった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ガゴが山口へ来て降誕祭ナタルの祭儀を営んだ時には、夜半のミサに信者達は感動して泣いてしまつたと云ふ。
「だが本当によく来て下さいましたね。其代り今夜のは本当に今迄にない立派な降誕祭なたらです。」
「やつらはもう今夜降誕祭ナタラのあることに感づいて、それを探りに行くんではなかろうか。」
降誕祭ワイナハトの初めの日には、主婦かみさんが、タンネンバウムを飾るから手伝ってくれぬかと言うので、お手伝いしました。
先生への通信 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
萬聖節ばんせいせつ降誕祭かうたんさい、やがて新年
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
ちょうど降誕祭こうたんさいの前でしたので、大屋敷の人達は貧しい子供達の話をいろいろ聞いていました。ギイ・クラアレンスは、その日そんな話を読んで涙ぐんだほどでした。
ねんごろにきやくをもてなす花楸樹はなかまど、小鳥が毎年まいとしあてにする降誕祭ノエルまつり飾木かざりぎよ、わたしの悲しい心のよろこび
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)