“炭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すみ84.0%
ずみ8.0%
2.0%
すみイ2.0%
たん2.0%
タン2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、すみは生まれつきせっかちだったものですから、このできたばかりの橋の上を、むてっぽうに、ちょこちょこかけだしました。
光線が太陽から地球迄届く時間を知っていれば豪いようだが、今飛んだずみの火の行方が分らずに、火事にはなりはしまいかと心配するようでは馬鹿気ている。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
と、美しくえんなおつぼねが、白くしなやかな手で、びつを取つて引寄せた。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
わし毎日々々炭車すみイくるまに積んで青山へきやんすが、押原横町おしはらよこちょうのお組屋敷へは車を曳込ひきこむ事が出来やしねえから、横町へ車を待たして置いて、彼所あすこから七八町のなげい間すみイ担いできやんすのだが
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
声なくてたんを掻く音
幻想 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「皆んなここで石炭をブチ撒けて引きあげろ。タンをあけて行くんだ」
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)