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『坑鬼』
ふりがな文庫
『
坑鬼
(
こうき
)
』
室生岬の尖端、荒れ果てた灰色の山の中に、かなり前から稼行を続けていた中越炭礦会社の滝口坑は、ここ二、三年来めきめき活況を見せて、五百尺の地底に繰り拡ろげられた黒い触手の先端は、もう海の底半哩の沖にまで達していた。埋蔵量六百万噸——会社の事業 …
著者
大阪圭吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造」1937(昭和12)年5月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約58分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間37分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
急
(
いそぎ
)
炭
(
タン
)
稀
(
うす
)
虚
(
うつ
)
自
(
おのず
)
滴
(
しずく
)
磁石
(
マグネット
)
何人
(
なんびと
)
嗄
(
しゃが
)
弄
(
いじ
)
坑外
(
そと
)
毬
(
いが
)
噛
(
かじ
)
殺
(
や
)
且
(
かつ
)
行違
(
ゆきちがい
)
失敗
(
しま
)
敵
(
かな
)
沸
(
たぎ
)
罷
(
や
)
鉄槌
(
かなづち
)
古井
(
ふるい
)
凹
(
へこ
)
空
(
から
)
顰
(
しか
)
火照
(
ほてり
)
捲立
(
まきたて
)
絣
(
かすり
)
脹
(
ふく
)
纒
(
まと
)
締縄
(
しめなわ
)
蒸
(
む
)
算盤
(
そろばん
)
竹簀
(
たけす
)
瞠
(
みは
)
痺
(
しび
)
遣口
(
やりくち
)
齎
(
もたら
)
鶴嘴
(
つるはし
)
鳩尾
(
みぞおち
)
鰐
(
わに
)
魂消
(
たまげ
)
飴
(
あめ
)
閂
(
かんぬき
)
鐺
(
こじり
)
遮切
(
さえぎ
)
膂力
(
りょりょく
)
跫音
(
あしおと
)
起
(
た
)
赧
(
あか
)
貴方
(
あなた
)
謂
(
い
)
襞
(
ひだ
)
消甕
(
けしがめ
)
菊池
(
きくち
)
臍
(
へそ
)
凧
(
たこ
)
囮
(
おとり
)
噸
(
トン
)
哩
(
マイル
)
品
(
しな
)
咄嗟
(
とっさ
)
呶鳴
(
どな
)
周章
(
あわ
)
吃驚
(
びっくり
)
可笑
(
おか
)
坩堝
(
るつぼ
)
傾
(
かし
)
側
(
そば
)
俯向
(
うつむ
)
俄
(
にわか
)
他所
(
よそ
)
丸山
(
まるやま
)
中越
(
ちゅうえつ
)
両親
(
ふたおや
)
明々
(
あかあか
)
獅噛
(
しが
)
牡蠣
(
かき
)
炭車
(
トロ
)
炭坑
(
やま
)
漲
(
みなぎ
)
浅川
(
あさかわ
)
流石
(
さすが
)
水甕
(
みずがめ
)
殿軍
(
しんがり
)
瓦斯
(
ガス
)
採炭
(
しごと
)
掌
(
てのひら
)
慓悍
(
ひょうかん
)
悪戯
(
いたずら
)
急
(
せ
)
序
(
ついで
)
峯吉
(
みねきち
)
守宮
(
やもり
)