“竹簀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけす66.7%
すのこ16.7%
たけず16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹簀たけすの上に盛った手打ち蕎麦は、大きな朱ぬりのうつわにいれたものをぜんに積みかさねて出す。半蔵はそれを供の平兵衛に分け、自分でも箸を取りあげた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
船檝ふねかじを具え飾り、さなかずらという蔓草の根を臼でついて、その汁のなめを取り、その船の中の竹簀すのこに塗つて、蹈めばすべつて仆れるように作り、御子はみずから布の衣裝を著て
朝は時間を云ひ合せて街角で出合つて登校をして、帰りも必ず一緒に校門を出ました。あんずの木の下の空井戸からゐど竹簀たけずの蓋にもたれて昼の休時間は二人で話ばかりして過しました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)