竹簀たけず)” の例文
朝は時間を云ひ合せて街角で出合つて登校をして、帰りも必ず一緒に校門を出ました。あんずの木の下の空井戸からゐど竹簀たけずの蓋にもたれて昼の休時間は二人で話ばかりして過しました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)