“杏”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あんず87.5%
きょう3.6%
すもも3.6%
すもゝ1.8%
アンズ1.8%
プラム1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“杏”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > アジア50.0%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語3.2%
文学 > 中国文学 > 小説 物語1.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
七月の空はよく晴れてゐて、枝に透いたあんずの実の丸い黄色が、私は、このときほど果実のまるい美しさを見たことがない。
詩集『花電車』序 (新字旧仮名) / 横光利一(著)
以前に伊那南殿村の稲葉家(おまんの生家さと)からもらい受けて来たあんずがその年も本家の庭に花をつけたが
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ある日、寺僧が庭のぼたんきょうを採って鉢に盛り、それを「おなぐさみに」と机の端に置いてくれた。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
畑は舞台の橋がかり裏の茶の畝と梅と柿とハタンきょうの間に挟まった数十坪であった。
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
ベソを掻き掻き、鄆哥はそこら中にころがり出した梨やすももを籠へ拾いあつめ、あとも見ずに、その日はついに逃げ出してしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雪梨なしを買ってもらいに来たんだよ。——今日はいいすもももあるしさ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこへ家來けらいどもがけつけて、お見舞みまひをまをげると、大納言だいなごんすもゝのようにあかくなつたひらいて、
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
日本書紀に“生田村ニアンズル”と誌されたのが、杏の記録の始めだとか、また古来、ここの神社は松を嫌い、松の木は一本もなく、正月のシメ飾りも、能楽堂の杉戸の絵も、松の代りに杉を描いたなど、話はおもしろいが、縁遠すぎる。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
砂糖漬のプラムはうまかったが、他の砂糖菓子は何等の味もしないので、外国人にはうまいとは思われぬ。