“夕凪”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ゆうなぎ88.0%
ゆふなぎ8.0%
ゆふな4.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“夕凪”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 地球科学・地学 > 気象学3.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.4%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
伊勢の海は静かな海で、ことにこれより北へかけての阿漕ヶ浦は、その夕凪ゆうなぎ朝凪あさなぎとで名を得た海であります。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
夕方この地方には名物の夕凪ゆうなぎの時刻に門内の広い空地の真中へ縁台のようなものを据えてそこで夕飯を食った。
海水浴 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
かいつぶり橋くぐり街堀まちぼり夕凪ゆふなぎ水照みでりけだしはげしき
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
夕凪ゆふなぎの沖に帆あぐる蜜柑みかんぶね、暮れて入る汽笛ふえ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
食事ののち甲板に出ると夕凪ゆふなぎの海原うなばらは波一つなく、その濃い紺色の水のおもては磨き上げた宝石のおもてのやうに一層の光沢を帯び、欄干から下をのぞくと自分の顔までが映るかと思はれた——美しい童貞わらべの顔のやうになつて映るかと思はれた。
黄昏の地中海 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)