“海月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くらげ98.6%
クラゲ1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「骨があるのかないのか、まるで海月くらげのようなことを言う奴じゃな。——不憫ふびんな気がしないでもない。望みならば、一杯呑ましてやろうか」
山県有朋の靴 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
ルルとミミは女王様から貸していただいた、大きな美しい海月くらげに乗って、湖の御殿の奥庭からおかの方へおいとまをすることになりました。
ルルとミミ (新字新仮名) / 夢野久作とだけん(著)
朝から晩まで多勢の集まる所へ顔を出して、得意にも見えなければ、失意にも思われない様子は、こう云う生活に慣れ抜いて、海月くらげが海に漂いながら
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ト、海月くらげの骨を得し心地して、その翌日あけのひ朝未明あさまだきより立ち出で、教へられし路を辿たどりて、木賊とくさが原に来て見るに。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
船の周囲には、たくさんの小海蝦こえびと共に、無数の小さな海月くらげやうみうしなどが集まって来ているので、鯨のみえるという見込みはもう十分である。
「脂の浮べるが如し」との譬喩は、必しも海洋的なりとは、云う能わざるも「海月クラゲなす漂える」の一句は、海洋的国民の神話にあらざれば、决して見る能わざる譬喩的文字なり。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)